BOUQUETFRAGRANCE’S BLOG 1

オリジナルストーリーを中心に紹介します。

遂に登場した、ダンディール産駒の競走馬(6)

7月中旬・函館市函館競馬場農林水産大臣昭典・函館2歳ステークスが行われるので、優広さんは、弓子さん・裕美さん・アリスさん・グラシアさん・白銀さん・ファンタジーちゃん(赤ちゃん 正雄さんは、漁の都合からお越しになれない。)を引き連れて、八雲(やくも)から、特急「北斗」(キハ261系1000番台)で函館へ行き、函館市電で競馬場前へ行き、ここで優広さん以外は、大人・100円 子供・50円(箱縦・札幌 両競馬場のみの特例で、他の競馬場では大人・200円 子供・100円 いずれも税込み。)を払って入場するのです。

ファンタジーちゃん「暑いでちゅ、本当にさ。」

弓子さん「暑いですわ。」

裕美さん・アリスさん・グラシアさん・白銀さん「本当に暑いよ。」

優広さん「エアコンの効いた場所で涼しくあたろう。」

優広さん「塩ラーメン、持ってきたよ。」

裕美さん「この暑いときに、塩ラーメンを賞味するなんて。」

優広さん「ここ、渡島総合振興局管内だから、塩ラーメンは、函館をはじめ、北斗・七飯木古内松前・福島・知内・上ノ国江差・乙部・せたな・八雲・森・長万部など、渡島総合・檜山の両振興局管内で賞味されているからおいしいのよ。」

若君さん「前走、初めて未勝利戦で初勝利を果たした、今日は、初の重賞競走、ぜひ勝利を物にしたい。」

若君さんは、オリオーネを携えて、石狩振興局管内・石狩市・花川南からバスを乗り継ぎ、全日空ボーイング797・ジェット旅客飛行機)で函館入りし、バスで函館競馬場に来ました。

セティスを出走馬として送り出す、秀彦さんも、釧路総合振興局管内・釧路市阿寒町からバス・飛行機を乗り継いで、函館へ来たのです。

セティスが前走・デビュー2戦目の未勝利戦で初勝利し、1章以下クラスも勝ち上がって、農林水産大臣賞典・函館2歳ステークスに挑みます。

函館2歳ステークスには、他の出走馬も、参戦する重賞競走であり、どう行った展開でおえるのでしょうか、注目する競走になります。

 

優広さんらも、応援所有馬の機嫌伺いに出ていて、各出走馬のご機嫌を伺っては、確かめていました。

いよいよ、農林水産大臣賞典・函館2歳ステークス本馬場入場に入りました。

優広さんの持ち馬をはじめ、函館2歳ステークスの出走馬達は、それぞれの馬場で返し馬に入っては蹄を鳴らしては、感触を確かめていました。

いよいよ、スタート地点に、出走馬達が集まり、和乗りを行っていて、ゲートインを待っていました。

お流れでは、競争が成り立たないので、フライングスコッツマン(Flyng Scottsuman・優広さんの持ち馬。)などが輪乗りをこなします。

 

優広さん「場内放送が流れてきた、一体・何が起きたか、フライングスコッツマンでも異常があったのでしょうか。」

優広さん「ほかの馬の様だ。」

12番・センノヒメカゼ Senno Himekazeが、馬体検査を受けている様で、結果が注目されますが。

馬体検査の結果・センノヒメカゼは、競争除外となり、センノヒメカゼがらみの勝ち馬投票券は、競争確定終了後に返還の手続をとるとのことです。

 

そのため、発走時刻が1分遅れてのファンファーレとなった、農林水産大臣賞典・函館2歳ステークス、人気は、フライングスコッツマン・オリオーネに集まりました。

 

優広さん「フライングスコッツマン、勝ってほしい!」

 

果たして、ダンディールと、ヴァンマスカットの仔、フライングスコッツマン、2勝目を飾れるのか、1番人気を背負いながら、5番ゲートへ誘導されて、収まります。

半数近くがゲート内、最後の枠入り、16番・エンジロウサダスケ Enjirou Sadasuke も収まりました。

ゲートオープンと同時に、農林水産大臣賞典・函館2歳ステークスのスタートが切られました、15番・ファンドリアクレープが出遅れ、後方からの競馬になりましたが、他の出走馬はきれいな飛び出しを見せました。

先行争いですが、まず、オイノユリヒメが出ますが、ほどなく、フライングスコッツマン・オリオーネ・セティスと続いては、第1コーナーから、カーブを曲がり、第2コーナーを行き、800mの標識を通過します、オイノユリヒメが先頭に立っておりますが、リードも、差がなくなってきて、第3コーナーからカーブを曲がり、第4コーナーを過ぎて、直線コースにむき、勝負に挑むマス。

先頭・オイノユリヒメ、苦しい展開になっているところへ、フライングスコッツマン・オリオーネの2頭が接近してきて、300メートルを通過、200mのところで、フライングスコッツマンが接近し、2頭並んでゴールイン板を通過、写真判定にもつれ込みました。

勝ったのは、オイノユリヒメか、フライングスコッツマンか。

2頭並んでの写真判定にもつれ込んでいて、結果が注目されます。

13番・オイノユリヒメか、5番・フライングスコッツマンか。

写真判定の結果が待たれます。

優勝は、どの馬か、写真判定の結果が出ました。

写真判定の結果、優勝は、鼻差の差し切りで、フライングスコッツマンと出ました。

結局 オーストラリア産馬・フライングスコッツマン Flyng Scottsuman(ヴァンマスカットNo2054)が、優勝となりました、2着にには、オイノユリヒメが、首差で凌いで入り、3着には、オリオーネ Orioruneが、入賞し、4着には、セティス Sethisが入りました。

優広さん「やった、フライングスコッツマンが勝った、2連勝ということになったんだ。」

ファンタジーちゃん(赤ちゃん)「万歳でちゅ!」

清左衛門さん「そんな、馬鹿な、なんで、オイノユリヒメか2着なんて。」

栄一さん「ちくしょう、せっかく、新冠町のために勝利をしたかったのに。」

若君さん「オリオーネ Oriorune 3着、惜しかった。」

秀彦さん「セティス Sethis 4着・惜しかった!」

上位入賞馬は、函館競馬場内の、検体採取所で、尿を採取し検査され、結果・禁止薬物の入った尿は、見つかりませんでしたが、14着の馬からは、禁止薬物が見つかり、出走停止を受けるに至りました。

農林水産大臣賞典・函館2歳ステークス

優勝 フライングスコッツマン Flyng Scottsuman

父・ダンディール 母・ヴァンマスカット 牝・2歳 毛色・栗毛

馬主・優広さん 渡島総合振興局管内・ニ海郡・八雲町

生産者 アローフィールドスタッド

オーストラリア・ニューサウスウェールズ州・スコーン

馬名の由来

正雄さんは、コシノワタリシマ Koshino Watarisima=渡島の語源で、渡島総合振興局管内の古名を考えたのに対し、弓子さんは、カヴール Cavour~ イタリア海軍の軽空母・C550より付けたいとしたのに対し、裕美さんはトリエステ Torieste=イタリアの都市名及び同海軍軽戦艦名を、アリスさんは、ポタージュ Potarge=フランスのスープ全体を表す言葉を付けたいのに対し、グラシアさんは、タラハシー Tarahassee=アメリカ・フロリダ州の州都名を採用するよう迫り、白銀さんはオボコ Oboko=渡島総合振興局管内・二海郡・八雲町の山 雄鉾岳よりと名を付けたいとして、意見が分かれ別れになったとのことですが、結局・最終的には、優広さん・ファンタジーちゃん(赤ちゃん)が命名したかった、フライングスコッツマン Flyng Scottsuman=空飛ぶスコットランド人・イギリス LNER ロンドン・キングスクロス~エディンバラ間の、2024年に運航開始100周年を迎える列車の名前に馬名が決まりました。 

血統名  ヴァンマスカットNo2054 外国産馬関西馬

2着 オイノユリヒメ Oino Yurihime

父・ワールドプレミア 母・トキノユキサダ 牝・2歳 毛色・青鹿毛

馬主 清左衛門さん 秋田県秋田市 

生産者 コスモヴューファーム

日高振興局管内・新冠郡新冠

馬名の由来

清左衛門さんと栄一さんが、冠名・オイノ+百合姫で登録しました。

血統名 トキノユキサダの2054 北海道産馬・関東馬

3着 オリオーネ Oinorune

父・ナダル 母・アキノユウバリ 牝・2歳 毛色・鹿毛

馬主 若君さん 石狩振興局管内・石狩市・花川南 

生産者 ノーザンファーム

胆振総合振興局管内・勇払郡・安平町早来源武275番地

馬名の由来

若君さんが、オリオーネ Oriorune=イタリア海軍の戦艦名を馬名に制定しました。

血統名 アキノユウバリの2054 北海道産馬・関東馬

4着 セティス Sethis

父・オルフェーヴル 母・オキアミノブルー 牝・2歳 毛色・黒鹿毛

馬主 秀彦さん 釧路総合振興局管内・釧路市阿寒町

生産者 荒谷牧場

青森県・上北地方・上北郡・東北町

馬名の由来

秀彦さんが、デンマーク海軍の艦船名で登録しました。

血統名 オキアミノブルーの2054 本州・青森県産馬・関東馬

優広さん「おめでとう、フライングスコッツマン Flyng Scottsuman、よく走った、2連勝を果たした、なあ、フライングスコッツマン Flyng Scottsuman!」

ファンタジーちゃん(赤ちゃん)「おめでとうございまちゅ、フライングスコッツマン Flyng Scottsumanでちゅ!」

ヴァンマスカットNo2054「Neigh、やったわ、2連勝を果たしたわ、今後も、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州・スコーンを想い出して育ててほしいのよ、なあ、大好きよ、ご主人様、ヴァンマスカットNo2054、Brururururururururus!」

清左衛門さん「オイノユリヒメ Oino Yurihime、 なんで2着に敗れた、どういうことだ。」

トキノユキサダの2054「ヒヒヒヒ~ン、おのれ、なんで2着に終わるなんて、次走は、日高振興局管内・新冠郡新冠町のために勝利してやるわ、トキノユキサダの2054!」

若君さん「オリオーネ Oriorune、今回・3着と惜しかった、次走・勝利を期待しよう、オリオーネ Oriorune!」

アキノユウバリの2054「ヒヒ~ン、おのれ、次走は勝利してやるわ、アキノユウバリの2054!」

秀彦さん「セティス Sethis、惜しくも4着に終わり、ショックを受けた、次走は、勝利できるように走ろう、なあ、セティス Sethis!」

オキアミノブルーの2054「ヒュヒュヒュヒュ~ン、くやしい、次走は青森の力で勝利させたい、オキアミノブルーの2054!」

(6-2へ。)